ふじ

世界に誇る最強のりんご

その名は「ふじ」。現代日本で最もポピュラーな品種です。

古来種の梨・柿と比べて林檎は日本での歴史は浅く、明治の頃、北海道の産業振興を目的としてアメリカから輸入されました。

北海道よりも張り切ってリンゴ栽培に熱中したのが青森。だから今でも青森は林檎の名産地なのですねぇ。

「サイダーハウスルール」(ジョン・アーヴィング/文春文庫→amazon)というお話では、アメリカの林檎農園が舞台になります。映画にもなりました。シビアなお話なのですが名作です…

…脱線もほどほどにして。

林檎は掛け合わせで品種改良を重ね、現在では「ふじ」が甘味・酸味・食感等で一番のポピュラーで人気のある品種となっております。

そんな林檎の家系図がこちら↓

ふじは、例年秋から市場に出回ります。「むろ」や倉庫に貯蔵して1年の大半楽しめるようになりました。

マメ知識

ふじをよーく見ると、太っちょな面とちょっと小ぶりな面があって、真ん丸じゃあありません。これは木の外側にあってお日様によく当たっていたシルシ。陽の当ったほうが大きくなったのですね。

新物で出てくる一面真っ赤なふじ。こちらは袋掛けをして育てるので一面赤くなります。

続いて出てくる色にムラのあるふじは「サンふじ」。実はこっちのほうがおいしいですよっ!!なんちゃって…

冬の内は、軸の短い、太っちょさの激しいものがおいしいです。お日様をたっぷり浴びていますからね。

貯蔵が進んで、春も終わりになってきたら、軸のひょろ長いものの方がおいしいです。じっくり我慢の子ですから忍耐強く待っていられるのですねぇ。


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